2011-05-29 小説 そう言えば、まだきちんと読んだことがなかったなぁ、というだけの理由で、図書館でふと目にとまった「日本沈没」を借りて読んでみた。 40年近く前の小説だけれど、不気味なくらい今の情景と重なって、何とも言えない暗鬱たる気持ちになった。 きっと以前ならまた違った感想を持ったと思うけれど、3.11を知った後では、どうしても今と切り離して考えられない。 無力感と、憤りと、幾ばくの希望を胸にに残して、読了する。 これから少しでも事態が好転することを願って。